2008年06月12日

嫁―姑問題から見える<親子関係の心理>

こんにちは! またまたご無沙汰更新ですみません。
笹竹 政村です。


今日、ふと<栃木のN子>さんはその後、どうしているだろうか・・・
と気になりました。

いえ、別に私の知り合いでも何でもありません。
今年の冬に目を通した新聞の人生相談欄で
私が今まで見聞してきた範囲の中でも、非常に悪質なエゴイズムに満ちた姑像
そこに記されてあり、大変な衝撃を受けたんです。
回答者の立松和平(作家)さんが懸命に諌めているのですが
さて四ヶ月経過した家族たちは如何なる暮らしに至っているのか―
と思ったので、今日は嫁―姑問題から見える<親子関係の心理>について書いてみます。

皆様にもこの家族の問題を精査していただくためには、
この記事をご一読願う必要がありますね。
原文のまま<栃木のN子>さんと立松和平さんのやりとりを以下に記載致します。

【読売、08年2月6日朝刊、人生案内】

80歳代女性。夫とは離婚しています。間もなく定年を迎える優しい息子と2人で暮らしたいと思っています。
息子は高校を卒業後に上京、知り合った女性と結婚しました。
私は反対し、嫁には「どんな風に育ったかわからない人とは話したくない」と言いました。
嫁は「わかりました」と答え、以来必要なこと以外は話していません。
息子が結婚した年から冬の間、私は東京の息子の家で家事などせずゆっくりと体を休めることにしており、
30年以上続いています。

最初の10年は6畳一間きりの生活。嫁は子どもを次々に産み、貧乏を絵に描いたような生活でした。
今は小さい一軒家。ただ私の部屋はありません。
孫たちは自立し、息子はもう定年。そうしたら息子と2人、私の家で暮らしたい。
嫁の世話にはなりたくないのです。
知人に相談したら「今さら何を言っているの。これまで嫁さんに何もかもさせてきて」と言われました。
そういうものでしょうか。(栃木・N子)

<回答者・立松和平(作家)>
息子が恋愛してつかんだ結婚に、あなたは反対して、相手の女性にいきなり「話したくない」と言いました。
緊張して会った姑にいきなりきつい言葉を浴びせかけられ、嫁は深く傷つき身構えたはずです。
息子夫婦は子どもがたくさんいて、幸福な家庭を築いているようです。しかも母親のあなたに優しい。
冬の間ずっと6畳一間きりの家に結婚の年からあなたを迎え入れ、家事も何もしないあなたの世話をする。
直接世話をするのは嫁でしょうが、これは若い夫婦にとっては大変な負担です。自分たちの生活が破壊されてしまうようなことです。
もちろん息子は母親に限りなく優しいのですが、嫁もたとえあなたと口をきかなくても
30年間もあなたを受け入れてきたのは、優しさがなければできることではありません。
あなたにとって息子は何でも言うことを聞いた幼い時のままでしょうが、もう定年を迎えるのです。
妻子を差し置いて自分と暮らそうなどとわがままを言って息子を苦しめたりせず、
あなたも一歩引いて、優しい気持ちになって下さい。


立松さんの言うとおりです。N子さんは非常におかしいし良くない姑である。
ただN子さんの年齢などを取り上げて、ことの本質をずらした見方をする勢力がある気がする。
それが気になるので多少、牽制球を投げます。

まず80代というN子さんの年齢・・・所謂、<昭和一けた>世代に該当しますが
この世代に対する評価は各人の政治的思想性によって大きく変わります。
左翼分子、或いはサヨク、フェミニスト(女権拡大論者)らはアジアや太平洋で
<悪逆の限りを尽くした世代の日本人>―ととらまえ
その文脈の中から
<封建的で狂った時代背景が《イエ制度》をとことん強固にならしめさせた故、
こういうキャラクターが多数発生してきたのだろう>というようなステレオタイプの評価をする可能性があります。

しかしそれは違う。
男女共同参画社会なる美名のもとで行政を支配し、男女の本来の特性を無視して
特に教育現場などでめちゃめちゃな性教育などを子どもたちに押し付けている実態がある。
(知らない―という方は〔ジェンダーフリー〕という単語でググれば
いくらでも問題点が見えてくると思います)
家庭制度を破壊させてしまったら、亡国の一途をたどることになってしまうのは言うまでもなく
そしてそういう勢力が言うほど家庭というものは悪いものではありません。
歴史や世代の問題ではなく、人のこころの動きにまつわる問題になってくる。

この記事から漂う一番由々しきポイントは、N子さんと息子さんの【母子癒着】にあります。
母子癒着という言葉を一番わかりやすく表現すればマザコン状態ということになりますが
【父子癒着】も同時に子どもの成長を蝕む大きな問題であります。(N子さんと息子さんの場合はN子さんが離婚しているので余計、母子癒着のみが強化されたのではないか?)

加藤諦三(心理学者)が「内づらと外づら」の心理 (知的生きかた文庫)
という著作でこう述べている。
<成熟を拒否した親は、成熟しようとする子供を憎み排斥する。
子供は、結婚し配偶者と親しくなることは望まれない。>

いつまでもどこまでもN子さんは息子さんを所有している気分でいます。
80代ですよ、80代! 息子さんは60。この2人はいまだ心理的に離乳を果たしていません。


立松さんが褒め称えるように奥さんは立派で辛抱強いですよね。
菩薩のような優しい想念が根底になければ、決して義務感や夫への気兼ねだけで
30年も面倒を見ません。
見れません。

にも関わらず、姑は嫁を追い出そうといまだに執念を燃やしている。
そう、ただただ自分のことばかり考えて・・・。
嫉妬に狂うと人間何も見えなくなりますね。N子さんは長い年月を経て性格が歪みきってきたように見受けられます。

こう見ていくと
自分の親や義理の親に恵まれるか、恵まれないかということは
致命的に重要な運命と言う以外になく・・・


だから結婚の前にはは自分も品定めをされるかもしれないが、相手の親もよく研究してから決断する―
というプロセスも当然必要になってくるわけです。
「いい結婚」ができる人できない人―後悔しない「相手・条件・時期」とは

また私たちも人の子の親になった時、絶え間なく勉強を繰り返して
間違っても反省・内省のない人間にならないよう努力していく必要があるでしょう。

家族が幸せになる心理学 (PHP文庫)

N子さんの投稿に登場したすべての登場人物に
優しく緩やかな流れが満ちることを祈念してやみません。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。


人気ブログランキングに参加しています!
どうぞよろしくお願いしますっ
ranking

恋愛して、結婚したいよね。 - livedoor Blog 共通テーマ

幸せ提案「成長のお薬」

kokasita at 02:21│Comments(12)TrackBack(0)親子関係 | 結婚生活

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by まみ   2008年06月12日 21:47
将来、お姑さんがそんな人だったらどうしましょ〜((´Д`*)=(*´Д`))
今のところそんな心配は無さそうですが、実際結婚してすぐに、義母さんのお世話なんて、新婚気分も味わえないですよね・・・
しかも最初から、『話したくない』なんて言われたら、落ちこんで一緒になんて暮らせません。(;д;)
このお嫁さんは、本当に優しくて強い方なんだなぁ〜って思いました。
まみも母親になるときは、いくら子供が可愛くてもこうならないように気をつけたいですww
2. Posted by じゅん   2008年06月12日 23:50
結婚って、相手だけじゃなくて、その方の親たちも見ないとって思っちゃいますね。。。
このお嫁さんは凄いと思う!!
私には出来ないな〜
3. Posted by なしえ   2008年06月13日 20:21
アタシも彼のお母さんにかなり嫌われているようなので、人事ではない気がします。
(笹竹さんにはご報告。以前お別れした彼と復縁しました一旦別れたおかげでお互い成長したようで、反対に離れてよかったと今は思います)
でも、このお嫁さんのように、相手が大人気なかったら、こちらも意地をはらずに折れていかないとダメなんですよねぇ。
それにしても、この旦那さんは情けないですが
嫁−姑問題は、間に入った旦那さんがどれだけきちんと嫁を守ってあげられるか、母親をうまくなだめられるかにかかっていると思います。
4. Posted by おり   2008年06月14日 09:54
嫁―姑問題から見える<女文化>、、、、を感じちゃいますな〜
女性が同姓に対して抱く「ねたみ&そねみ」文化。
男性としては敬遠しちゃう、そうした文化も
もしかしたら「不必要」な文化ではないかもしれない、、、とか思ったりして。
傷つけあって傷舐めあって、
時々刻々、良き&悪しき人間精神がからみあってきた歴史の上に、座らせていただいておりますゆぇ、、、。
5. Posted by みち   2008年06月19日 01:07
『子供と自分は違う人格なんだ』って考えにならないと子離れできないのかな?って思いました。私も子育て中、ついそういう考えに陥ってしまって、まわりの人の行為に嫌悪感を抱くことがあります。
自分の子供の為にもこのお姑さんのようにならないように戒めないといけないですね。
6. Posted by ばちょう   2008年06月21日 00:05
どっちもどっちですな・・・・(汗

「どんな風に育ったかわからない人とは話したくない」とハナから理解しない姑。

それに対して、「わかりました」で済ましてしまった嫁。

だからこそ、息子は何してんの??って思ってしまいますね。

逆に、親と同居して暮らしていくって点ではよかったのではないかと思います。
今回のケースのような嫁姑の仲は関係無しでね。

実際に住むかはわからないにしろ、最初から条件として「結婚しても親と同居はヤダ」なんて言ってる人もいるけど、そんなのは、俺からすれば論外。
7. Posted by 笹竹 政村   2008年06月21日 11:19
>まみちゃん

繊細なまみちゃんにはものすごい衝撃的なばあちゃんのはなしだったですかね(~ヘ~;) まみちゃんのように人間関係的に気配りできる人は、むしろこういう攻撃には耐え切れないだろうしまた耐える必要もないでしょう。
お相手の姑さんの心が外側に向かって明るく開き続けられるよう、もしお嫁さんになったら配慮しつつも、こういうばあちゃんを反面教師にしてがんばっていきましょう!!
8. Posted by 笹竹 政村   2008年06月21日 11:23
>じゅんさん

耐え切れないのが普通でしょうね。
たとえ冬期間限定とはいえ寝食を共にするのであれば、愛が流れていなくちゃね。はなからけんか腰のこの姑さんはまったくいただけないように思います。
9. Posted by 笹竹 政村   2008年06月21日 11:34
>なしえちゃん

復縁おめでとー!! きっとしっかりしたご縁が二人の間にあるのでしょう。様々な障害も今後あるやもしれませんが、なしえちゃんのアグレッシブなパワーと叡智で乗り切っていってほしいものだと思います(^-^)

旦那、情けないのと同時になしえちゃんご指摘のようにお嫁さんへの配慮が足りないですね。本文で指摘したとおり母子癒着が病的なまでに強い親子のような気がします。
10. Posted by 笹竹 政村   2008年06月21日 11:41
>おりさん

おりさんが記したようなコメントの表現を見て激昂し、「そうじゃない! 男社会のせいでこういうことが頻発しているのよ!!」と声高に叫ぶのが、今、男女共同参画を推進してるフェミニストの群れです。
男は女が大好き、女も男が大好き・・・互いの性差を自然に尊重できる社会こそが健全な社会だと私は思います。
すべては”愛さえあればたやすいこと”な筈なんですが・・・、人間の業というやつの深みは驚くほど深いものなんでしょうね。
11. Posted by 笹竹 政村   2008年06月21日 11:49
>みちさん

お久しぶりです。母子ともに健康そうで何よりです!

>『子供と自分は違う人格なんだ』って考えにならないと子離れできないのかな?って思いました。

そうなんですよねー。母親としてはつらいところかもしれませんが、無理にでも意思の力でそう言い聞かせ続ける必要があります。でなければ最悪の場合、この姑のようなことになりかねません。
子どもは(特に男の子)お母さんが大好きですから、いつまでも癒着すると子どもの人生に大きな悪弊をもたらす危険性があります。
一言で言うと「弱い人間」になる危険性があるのです。

愛とは与えるものばかりではなく、自立を(特に精神面で)促すものであることを今のお母さんがたに重々知っていただきたいですね。みちさんの家庭教育がスムーズに進みますことをご祈念しています(^-^)
12. Posted by 笹竹 政村   2008年06月21日 11:58
>ぱちょう君

一歩引いて突き放した見方で見れば、ぱちょう君の言っていることもわかります。お嫁さんは戦いを放棄した―ゆえにいつまでも姑がつけあがっている・・・ということは言えるでしょうし、旦那のふがいなさも目に余ります。これぞ母子癒着の恐ろしさのゆえんでしょう。

後段の件に関しては賛否がわかれるところですが、結婚の前提ははなから次男狙いであるとか、姑をゴミのように見る若い奥さんがたも少なくない風潮ですので、「いざ家庭の一大事!」という際にすら同居を拒む姿勢は権利意識の肥大化以外なにものでもないでしょう。

ただ若いうちは二人でいたい!―というのは男も女も自然な考え方だとも思いますよ。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字