2008年07月21日

<30代製造業派遣・男性の魂の叫びから>適齢期女性陣よ、拝金主義から脱却せよ!

こんにちは! 皆さんお元気ですか?!
今回の記事を書き出した時刻は朝方04時、
早いんだか、遅いんだか訳わからない時間で
おなかも空いてきました(笑)

改めましておはようございます! 笹竹 政村です。私は至って元気です。
本日の内容は少しヘビィかも知れません。

先日、或る30代前半・独身男性の手記を読ませて頂く機会に恵まれました。
彼の手記からはロストジェネレーション(失われた世代=1993年から2004年の
就職氷河期に社会人となる時期にぶつかった現・20代後半から
30代中盤を指す)の大勢が抱く、不安、苦悩、焦燥、そして希望の光などが
短い簡明な文章の中において象徴的に顕れており、
こういうブログをやっている私自身、大変響くものがありました。
まずは下記に転載いたしますので皆様、是非ご一読くださいませ。

『俺の現実』
NHK・BSで、この前、夜中に「働くお父さん特集」みたいなことをやっていた。
そこで、とある働くお父さんの誕生日に子供がビデオレターを送るって企画をやっていた。
某大手旅行会社(みんな知ってる)のAさん、年齢は俺と同い年だった気がする。
普通に働いて、そこそこ出世して、奥さんも普通にカワイイ、幼稚園くらいのカワイイ娘さんがいる。
番組の出演者が、誕生日にAさんの会社に行き、娘さんからのビデオレターを渡して一緒に見る。
娘さんが画面の向こうで「パパ誕生日おめでとう」と言い、似顔絵を見せる。
喜ぶAさん。

たまにこうゆう番組を見るのも、何か微笑ましいし、いいものだなと思った。
ただその反面、妙な羨ましさや虚しさもあった。

そう、Aさんと同い年でも、今の俺の現状が俺の現実なんだ。

昨日、また新たに登録した派遣会社に、仕事が欲しい旨のお願い電話をした。
そうだ、これが今の俺の現実・・・・・・orz


さて、(資格のための)勉強するか・・・・。


この手記の書き手である某県在住のD君に話が聞いてみたく思った
私・笹竹 政村は彼にコンタクトをとり、

彼が抱く赤裸々な感情をメールにて
うかがう機会を得ました。
何故なら私にはD君から話を聞かねばならない大きな理由がありましたので・・・。

今まで30代を中心にした晩婚化の波を俯瞰(ふかん)し、なにゆえここまで
多くの結婚適齢期世代男女が結婚できないのか―
このブログを通して精一杯、解析してきた多少の自負はあります。

ただ有体(ありてい)に申し上げると一つとても重要なパーツの詰めが
当該世代応援ブログでありながら、弱かったことは認めざるを得ないのです。
そのパーツとは派遣労働特に製造業等ブルーカラーにおける)に代表される
『非正規雇用』の問題について真正面から肉薄できていなかったということ。
結婚できない多くの男女の層にワーキングプアの問題が厳然と横たわっており
それがネックとなって所帯を持てないという冷徹な事実。

D君の手記に目を通し、
「あ、これは難問を考察し焙り出す突破口になるかも知れない!」―
そう直感しました。
数百万人と言われる派遣労働に従事するロストジェネレーションの<今>を
D君は一当事者として、またその中の男性代表として、私・笹竹 政村に知らしめてくれました。

以下、D君との話を要約していきます。



笹竹「製造業の派遣労働に従事するようになった流れは?」


D君「最初学校を卒業した時点で、ある業界に就職はできたんですよ。そりゃあ喜んで数年懸命に働きました。
でもあまりに多くの問題を会社が抱えていてもう耐えられない状態になり、やむなく退社しました。
約半年、自分が本当にやりたいことは何なのか?と立ち止まって考えた期間がありました。
そしてやってみたい!と思える業界が見つかったので
その職種に再就職するために学校に行き、スキルを身につけて
再リクルートを本格化しました。
でも僕が再就職活動を始めたのが年齢的に遅かった(30歳目前)のと
ブランク期間(働いていない時期)ができてしまったので会社側の対応は厳しく
一年間で100社くらい落ちました


笹竹「100社! ある意味すごいガッツだね。君がいい加減な人間でなく
心から自立したいと願っていることはその数字から十分に窺えるよ」


D君「一応、それまでの蓄えなども多少あったので
それで一年、職探しに没頭出来ていたんですが
それもだんだん枯渇してきたので、
やむなくよくある地方の工場での流れ作業に派遣社員として働き、
そこを引き上げた現在は自宅から通える派遣の同じような単純作業をやりつつ、
資格をとるため独学で勉強してきました



笹竹「派遣をやりながら勉強か・・・。大変だけれどもある意味
君の場合は恵まれているかもしれないね。もっとヘビィな状況で
高校やあるいは大学を卒業してからもずっと身をすり減らして
派遣一筋・・・、そんな境遇の人は百万人単位でいらっしゃるし、
最近問題になっている一つの夫婦が
現場を求めて全国をさすらう<子連れ派遣>という例も珍しくない情勢だから・・・」


D君「そのとおりです。一緒に働いてきた仲間でも
もっと大変な苦しみの中にある人たちをいっぱい見てきました。
自分の身にならない立ちっぱなしの単純作業をロボットのように延々と続ける、
給料は悪辣な派遣会社どもに搾取される、その中で自分が何をすればいいかも見失ってしまう。

中にはどうしようもない、僕も弁護できないような奴もいますけど、
大多数はみんなどうにもならない悪循環・袋小路の中で苦しんでる人たちですよ」


笹竹「僕はバブル世代の真っ只中に大学生活を送っていたんですが
その頃は就職するのはダサい―というとんでもない風潮が蔓延していました。
とにかく異常に金回りのいい時代でしたから<フリーターの方が儲かる>なんていう
リクルート社が「フロムエー」を売りまくるために情報操作した結果のような
雰囲気が若年層を中心に明らかにありました。

あとなんでも「自由!、自由!!」とリベラルとフリーダムの峻別も出来ていない
退廃的な文化がはびこって、若い奴の多くは感化され流されてしまった。
僕も恥ずかしながらその風潮にまんまと踊らされて
就職を後回しにしたクチです。
国文科なんていうまったくつぶしの利かない学生(笹竹)の家のポストに
大銀行やら大メーカーやらの入試要綱がバンバン届いた時代ですから。
まあ、今では一番使えないと馬鹿にされてる世代ですし、格好のリストラ対象世代です。

しかしあの時代の最たる悪い部分=拝金主義はむしろ強化されて残存しており
特に製造業の派遣労働などいろんな現場で苦闘する男性諸君に対してあまりに
適齢期世代の一部女性陣は冷淡すぎると常々思っている。
適齢期女性たちが結婚問題を考えるにつけ
拝金主義一辺倒に陥っていると思わざるを得ない人が増えすぎてしまった感は否めない・・・



D君「まず僕の考えとして、確かに女性の社会進出はめざましいですけども
そんなに本物のキャリアウーマンがめちゃめちゃ増えているんだろうか?と疑問を持ちます。
本当にキャリアを積んでいる女性は、会社でものすごい重要な戦力として重宝され
自分も仕事に燃えているうちに適齢期を過ぎたりして、動揺することになる人もいらっしゃるでしょう。、
とてもかわいそうな話だと思います。
そして僕と派遣先で居合わせるような過酷労働を強いられている女性たちも
ホントの意味でいい男性に出会えて結婚して、共働きでも幸せになって欲しいって思いますしね。

僕が笹竹さんが漠然と感じる拝金主義的傾向を出している人たちというのは
さほど大きな出世とかには繋がらない一般職を代表するような女性たちの一部ではないでしょうか?
その上で比較的彼氏が出来ずらいというか
何か性格とか人間的魅力に問題があるタイプ・・・。(笹竹註・非恋愛体質に当たる)
仮に『私だって派遣よ!』と言ってみたところで、
社会の最底辺から、のしあがるチャンスを待っている男性たちもいる製造業の派遣とは違い
一般職の派遣の安定性ははるかに高い。
もともと派遣労働というものは一般職が仕事の案件としては一番多く時給もいい。
だから遊び呆ける、気がついたら売れ残っている。
でも『いい出会いが無かった』とか
『自分のやりたいことやっていたいし、今は結婚に興味無いから・・・』と言って外的問題に責任転嫁している」


笹竹「『ナニワ金融道』で大ブレイクした遅咲きの漫画家、故・青木雄二氏も
漫画家になるまでの間、半端でない数の会社を転々とし、ゆえに収入も低かったため
結婚したいと思ってからものすごい数の人とお見合いしたけど
みんな青木さんの低学歴・低収入にドン引きして
誰一人としてまともに振り返ってくれた人はいなかったそうです。
そんな時、青木さんは心の奥底で、全身で
「なんでみんなボクのゼニの部分だけ見るんや?!
ボクの中身を、ボク自身を何で見てくれんのや?!」と声にならない声で叫んでいた―

というような話を書いているのを、彼の著作で目にしました。
結果、青木さんは『ナニワ金融道』の大ヒットで大金持ちになり
一番一緒にいて居心地のいい(青木さんよりもかなり若い)女性と結婚しました。
要は本物は勝つってことです。

君も今のトンネルを抜けて明るい希望が燃え立つ日々が到来するはずだよ」


D君「実は先日資格試験がありまして、一次試験を突破したんですよ!
これから二次試験に向けて大変ですが、そうとうツブシの利く有用な資格なので
何が何でも取って、一キャリアとして社会で花を咲かせます!

笹竹「素晴らしいね。君を支えてくれた親や友達、
大切な人たちへの感謝の念を忘れず、本当に酷いことがまかり通っている世の中だけども
希望の光を絶やさず、這い上がっていきましょう!
 お互いね」(了)


如何でしたでしょうか?
ロストジェネレーションの痛み、叫び、そして生活することの難しさが
上記のやりとりを通じて共感して頂けたのなら幸いです。

ただ結婚問題については
今回は男性に取材しましたし、私も男の視点で
どんどん女性側の問題点を引き出してしまった気もします。

もちろん当該世代の男性陣にも様々な大きな問題は山積しており、
私の真意は男女間の対立を煽るものではありません。

是々非々のスタンスで、またの稿において男性側の問題点も
今までもそうであったように焙り出していく所存です。


お金がないのは確かにつらい。
だが夢がない暮らしは、愛がない暮らしは不毛であり砂漠です。

金がすべてじゃない。だが金は必要だ。
だから金はしっかり稼げねばならぬし、稼げるようにならねばならぬ。
でもやっぱり金がすべてではない・・・。

小学校五〜六年生ごろから、それまであんなにお互い否定しあっていた
男子と女子の間に不思議なこそばゆい空気が流れ始める。

そして互いに気づく。
「ボクは女の子が好き!」
「私は男の子が好き!」

だんだん好きになってだんだん恋になる、そしてやがてそれは
何をも超越する愛に発展していく・・・。

80年代に蔓延した俗悪な拝金主義をいつまでも後生大事に抱え込まないで
打算や計算に走る前に、まず恋をしましょう!
改めてまず恋を、その過程の中で『苦楽』を共にする覚悟は自然と出来ていくものです。
自分の結婚できない言い訳を探す前に、ゼニの部分だけ見ずに相手の中身を、
相手自身と向き合ってみてください。

大変長くなりました。
最後までお読みいただき誠に有難うございます。

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笹竹 政村でした。
次回も読んでくださいね。

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kokasita at 23:25│Comments(7)TrackBack(0)男性側の問題 | 女性側の問題

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この記事へのコメント

1. Posted by mulan   2008年07月22日 06:53
5 >拝金主義的傾向を出している人たちというのは,さほど大きな出世とかには繋がらない一般職を代表するような女性たちの一部・・・

そのとおりだと思います。自分の将来が不安だから、目に見える安定として男性に求めるもの・・拝金主義、となるのではないでしょうか。確かにお金を持っている男性も権力をもつ男性も、社会的地位のある男性もきらびやかで魅力的です。でも、あるとき感じてしまったことがあります。「背中を追いかけていたはずの理想の相手が、いつの間にかその華やかさを失う」瞬間があるということを。いつのまにか思考や価値観が似通ってきて、そのうちに理想の相手だったはずなのにふいに対等に、また時に下に思えてしまう瞬間がある。それを自分の成長としては喜べず、相手が急に色を失ったように見えてしまう・・・。そしてそれは、とても寂しく、今後その位置関係は変化しないであろうということに気づかされるものでもありました。
恋だ愛だと思っていたものが、本当は何だったんだろう・・・ホントに恋や愛だったのだろうかと自問自答したこともありました。20代も後半を迎え、あるときふと「男性に対する要求点を変えよう」と思ったのです。男性に求めるものを「尊敬」や「今のキラキラ度合い」といった「自分よりも立派」とかそういうことよりも「ともに成長していけるか、手を携えていこうと思えるか」を主点にして周りを見たときに、出会ったのが今のダンナでした。自分の目線よりも常に上にいた人たちとの恋はスピード感があり刺激的でした。でも、共に歩こうと思う人と紡ぎ上げていく関係は同じ時間でもとてもゆっくり流れます。その体験は私にとって衝撃的ともいえるものでした。(続く)
2. Posted by mulan   2008年07月22日 06:55
(続きです)
その中に現実を見つけられた時、私は結婚をはじめて意識しました。なんでもかんでもすぐに答えが出る今の時代だから、ゆえに拝金主義の女性陣は「ゆっくり流れるプロセス」に慣れていないのではないでしょうか。拝金主義はてっとり早くオトクな相手を評価できますもの。

Dさんみたいな方が、この先ほんとに「いい男」になるのではないかと思います。それに気づいてくれる方が、早く現れますように・・・。
3. Posted by とおる   2008年07月22日 16:08
お疲れ様です。

いや〜みんな大変ですよね・・・。
おいらも自営業ですが、日々不安との戦いですね。(汗)

ワーキングプアって恐ろしいですよね。
働いて生活が出来ない・・・ある意味大昔の奴隷みたい。

そんな状態じゃ結婚も考えたくても考えられないっすよ。

どうにかならないものですかね〜〜〜(涙)
4. Posted by なしえ   2008年07月24日 00:38
中途半端な状態の女性ほど、男性の経済力を重視するというのは同感です。
他にも、結婚している女性は独身女性に経済力のある男性を薦めます。
30歳独身のアタシですが、やはり条件で薦められる男性は公務員などです。

でも、アタシは一緒にいて楽しい男性、自分が愛しいと思える男性と一緒にいたい派なので、もしそれで結婚が遠のいても構わないと思ってます。
だって、条件で結婚してその相手が条件から外れたらどうしようもないですもん。

アタシは好きな相手なら派遣でも全く構いません。
代わりにアタシが養ってやるよと思います。
これは理想論なのかもしれませんが、アタシは愛情が一番大切だと思ってます。
5. Posted by 笹竹 政村   2008年07月24日 05:07
>mulanさん

mulanさんの勇気ある素晴らしいコメントにただただ私は感涙するのみです。私がこのブログを通して拝金主義やフェミニズムに毒された傾向の強い一部女性結婚難民に伝えたいと思ってきた精神的根幹をmulanさんは同じ性別である女性の立場で、自分の経験と自分の言葉で表現してくださいました!

誠にありがとうございましたm(__)m mulanさんご夫婦の永遠なる弥栄えをご祈念しております。
6. Posted by 笹竹 政村   2008年07月24日 05:24
>とおるさん

現代の奴隷たちが貧しくなった分、得られなくなった所得の分が益々うまくやってる連中に回っているというのが悔しいです。小泉純一郎が推し進めた構造改革は光もありましたが、陰もまた陰惨なくらい深いものだったことをこれからの歴史が証明していくことでしょう。
人の心に不安が恒常的に付きまとう状態というのはまったくもって健康によろしくないです。
派遣業者による不当労働行為には一層の政治介入を求めるべきですし(かといってそこに付け込むサヨクに騙されてはいけませんが・・・)、特にロストジェネレーションはハートを強くD君のようなしぶとさを持つことが肝要かと思います。
7. Posted by 笹竹 政村   2008年07月24日 05:36
>なしえちゃん

>代わりにアタシが養ってやるよと思います。

本当にそうするか否かは別にしてそう言い放てるかか否かが恋愛にも仕事にも余裕があるいい女といわゆる負け組との分水嶺のように思います。
私がいつもなしえちゃんから学ぶのは、事実から目を逸らさない強さと女性ならではの良い意味でのしたたかさ、そして恋愛の本質を知っている経験値の高さです。

♪愛がすべてさ 今こそ誓うよ
愛を超えて強く強く(ハウンドドッグ「フォルティッシモ」)
♪やっぱり愛がなくちゃね(矢野顕子「愛がなくちゃね」)

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